感想

『放課後のカリスマ』3

『放課後のカリスマ』3(IKKI COMIX)/著者:スエカネクミコ ついに馬脚を現したか、ってカンジの理事長の本性(…なのか!?)に、背筋がウスラ寒くなりました。怖すぎるくらい壊れてますね。パンドラちゃん、とんだとばっちり…(´Д`;) おかげで、史良もやっ…

『境界線上のホライゾン』1〈上〉

『境界線上のホライゾン』1〈上〉(電撃文庫)/著者:川上稔 全く“ライト”に読めないライトノベル(笑) まあ見た目からしてライトノベルにあるまじきブ厚さなので、読み終えるのに時間かかるだろうな、くらいの覚悟はしてましたが…よもや、これほどまでに…

『武士道シックスティーン』1

『武士道シックスティーン』1(アフタヌーンKC)/著者:安藤慈朗、原作:誉田哲也 マーガレット版の入手後にコチラに気付き、同時期に同じ作品を原作にしたコミックが発売されてるなんて、と、半分興味で購入。コレはアフタヌーンだから青年誌になるのかな…

『武士道シックスティーン』1

『武士道シックスティーン』1(マーガレットコミックス)/著者:尾崎あきら、原作:誉田哲也 前々から原作小説に興味はあって、文庫落ちしてから…と思ってたら先に漫画が出てくれたので(笑)、じゃあこっちから読んでみるかーと購入してみた次第。やはり少…

『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』1

『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』1(シルフコミックス)/著者:宝井理人、原作:壁井 ユカコ 絵も可愛いし、舞台の雰囲気もどことなく無国籍に異国風っぽくて好みだし、決して嫌いなわけじゃないハズなのに…なんかいまいち印象が薄い。普通に面白いとは思…

『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』2

『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』2(シルフコミックス)/著者:宝井理人、原作:壁井 ユカコ 物語が有生の過去にツッこんでいって徐々に深みが増して面白くなってきた、かも? 相変わらず、雰囲気はとても好みなものの設定がとても分かりづらいですが、“こ…

『螺鈿迷宮』上下

『螺鈿迷宮』上(角川文庫)/著者:海堂尊 やはりこの著者は、安定した面白さと読みやすさで、安心して読めますね。個人的に全く興味のなかった医療分野の物語なのに、この著者にかかっては面白く読めてしまうんだから、毎回毎回ビックリです。この物語は、…

『ジェネラル・ルージュの凱旋』上下

『ジェネラル・ルージュの凱旋』上下(宝島社文庫)/著者:海堂尊 『チーム・バチスタの栄光』に続く、東城大を舞台としたシリーズ第3弾。今回は前2作に比べるとサスペンス色が薄く、ミステリ…というか、社会問題を取り上げたノンフィクションを読んでい…

『ラ・プティット・ファデット』

『ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette』(東京創元社)/著者:しかくの 実に面白い! んだけど、一方で「うーん」と思うのも否めないかな。恋愛ものと云うにもミステリと云うにも、どちらも中途半端な感じ。途中まではよくある…でも切ない純愛も…

『ナイチンゲールの沈黙』上下

『ナイチンゲールの沈黙』上下(宝島社文庫)/著者:海堂尊 『チーム・バチスタの栄光』に続くシリーズ第2弾。前作『バチスタ』と比べると、今回の物語は、幾分か非現実的にも感じられましたが、相変わらず読みやすさと面白さは健在。早々から物語に惹き込…

『殿といっしょ』4

『殿といっしょ』4(MFコミックス フラッパーシリーズ)/著者:大羽快 相変わらず飽きのこない素敵な面白さ★ でも今巻は、巻末のおまけまんが・信之と小松の馴れ初め話に、その面白さすべてカッさらわれた感が無きにしもあらず。表紙のとおり、なんといって…

『平安Haze』1

『平安Haze』1(怪COMIC)/著者:堤抄子 ヒトコトで言うなれば…まさに“日本おとぎ話のちゃんぽん”ってカンジ? 一応、体裁としては“平安時代もの”になるんだろうけど、登場人物がスゴイ。金太郎をはじめとする頼光四天王に、桃太郎に、浦島太郎と安倍晴明が…

『とらドラ!』1

『とらドラ!』1(電撃コミックス)/著者:絶叫、原作:竹宮ゆゆこ 原作も面白かったけど、やっぱ漫画の方がより面白いね! 絵師さんの絵は可愛いし、読みやすい。原作の良さを上手くコミカライズできてるんじゃないでしょうか。手乗りタイガーが可愛すぎ★ …

『とらドラ!』2

『とらドラ!』2(電撃コミックス)/著者:絶叫、原作:竹宮ゆゆこ あれ、続くんだ!? てっきり2巻で完結だと思ってたんですけど…ま、ちょうどいいか。原作小説は1巻しか読んでないんで、その先もコミカライズしてくれるんなら、しばらくコッチで追っかけて…

『チーム・バチスタの栄光』上下

『チーム・バチスタの栄光』上(宝島社文庫)/著者:海堂尊 これはスゴイ! 読み始めて早々から惹き込まれてしまいました。読みやすいのに、とても面白い! 何より登場人物のキャラがいいですよね。そこが作者の筆力、というものなのか、各々の人物像がすご…

『オレンジ チョコレート』1

『オレンジ チョコレート』1(花とゆめCOMICS)/著者:山田南平 久々に少女マンガらしい少女マンガを読んだなあ…ってカンジ? ヒトコトで言ってしまえば、あちこちでよくありそげな“入れ替わりもの”、なんでしょうが。入れ替わりっぱなし、というワケではな…

『人形宮廷楽団』1

『人形宮廷楽団』1(花とゆめCOMICS)/著者:由貴香織里 由貴香織里作品は、『天使禁猟区』しか読んだことは無いんですが(汗)、その独特の雰囲気が何となく好きなんですよね。絵にもストーリーにも、退廃的というかゴシック調というか…そんなカンジが漂う…

『爺さんと僕の事件帖』1

『爺さんと僕の事件帖』1(あすかコミックスDX)/著者:しかくの これは、…まあ多少人や動物の死にも触れることもあるものの、主人公が小学生ということもあり、基本は“日常の謎”が主題のミステリマンガ。すべて小学生の目線から描かれているので、分かりや…

『夜のピクニック』

『夜のピクニック』(新潮文庫)/著者:恩田陸 歩行祭、などという歩くだけな行事自体に何の意義も見出せないモノグサ太郎でナマケモノなワタクシですが、これはまいりました。ただひたすら歩いているだけの小説が、なんでこんなにも心を揺さぶるんだろう。…

『ユージニア』

『ユージニア』(角川文庫)/著者:恩田陸 アオリの『日本推理作家協会賞受賞』。…実は恩田陸作品に関しては、個人的に“少々難解にも感じられるくらい現実感が希薄で後味のあまりよろしくない話”という先入観があるもので(^.^;)、そんな作風で“めちゃくちゃ…

『COPPERS』2

『COPPERS』2(モーニングKC)/著者:オノ・ナツメ これで完結…なのか? オビには『Season1完結。』ってあるんですけど…今後“Season2”とかに続くのかしら? 続いてくれるなら嬉しいとは思うものの、もしや『スラムダンク』みたいに“第一部・完”とか銘打っ…

『玻璃月蜻蛉縁物語』2

『玻璃月蜻蛉縁物語』2(ZERO-SUMコミックス)/著者:岩崎美奈子、原作:高里椎奈 よもやの全2巻完結! えええええッッ!!?(◎Д◎;) という驚愕の想いのみが、感想よりも何よりも先に立ちます。だって…結局、思わせぶりなフリだけ振っておいてオチが回収され…

『どうしても触れたくない』

『どうしても触れたくない』(ミリオンコミックス CRAFT SERIES)/著者:ヨネダコウ 雰囲気いいなあ…というのが一番の感想。上質の恋愛映画を観たような読了感でした。静かに、淡々と、でも時に熱く激しく、そして常に切なく、物語が心に沁みわたってくるよ…

『娚の一生』1

『娚の一生』1(フラワーコミックスアルファ)/著者:西炯子 ようやく入手が叶いました! コレあちこちで評価が高いので何となく興味を覚えておりまして、2巻の発売を機に購入しようと思ってたら、どこへ行っても1巻が無くて…(T_T) 以来、買おうと思った…

『娚の一生』2

『娚の一生』2(フラワーコミックスアルファ)/著者:西炯子 色々ありつつも、ようやっと2人が上手いこと纏まったのが、なんか素直に嬉しい★ つか、つぐみ母ちゃんカッコエエな! こういう男前な考え方、とてもスキだ。世の中、皆こういう肝っ玉母ちゃんだ…

『イニシエーション・ラブ』

『イニシエーション・ラブ』(文春文庫)/著者:乾くるみ まんまとミスリードされました。最後の最後でも何が起こったのかよく分からず、本を閉じて反芻してみて、ようやくああそういうことかと理解。ネタが分かってみれば、なるほどなあ…と、素直に驚嘆。…

『魔王 ―JUVENILE REMIX』1

『魔王 ―JUVENILE REMIX』1(少年サンデーコミックス)/著者:大須賀めぐみ、原作:伊坂幸太郎 うん、コレは確かに『魔王 JUVENILE REMIX』だわ。言うなれば、伊坂幸太郎著の小説『魔王』と『グラスホッパー』の世界観を主軸にしつつ同著者の他作品の要素を…

『魔王 ―JUVENILE REMIX』7

『魔王 ―JUVENILE REMIX』7(少年サンデーコミックス)/著者:大須賀めぐみ、原作:伊坂幸太郎 “第一章 安藤”完結、“第二章 潤也”スタートで、主役が兄から弟へバトンタッチされた巻。表紙も潤也ですね。兄を失ったことで、潤也がダークな世界へとズブズブ…

『魔王 ―JUVENILE REMIX』10

『魔王 ―JUVENILE REMIX』10(少年サンデーコミックス)/著者:大須賀めぐみ、原作:伊坂幸太郎 10巻目にして完結。でも、それが“長い”なんて全く感じられなかった。ここに至るまで先の見えない予期せぬ展開ばかりで、全10巻なんていう長丁場が、あっという…

『刻だまりの姫』1

『刻だまりの姫』1(フラワーコミックスアルファ)/著者:篠原千絵 やはり篠原千恵作品の面白さは健在だなあ…★ 人間の持つ醜くドロドロした負の感情を描かせたら、この人の右に出る者はそうそういないだろうな。この巻では、主人公と恋敵女の感情の動きがめ…