『人形宮廷楽団』1


 『人形宮廷楽団』1(花とゆめCOMICS)/著者:由貴香織里


由貴香織里作品は、『天使禁猟区』しか読んだことは無いんですが(汗)、その独特の雰囲気が何となく好きなんですよね。絵にもストーリーにも、退廃的というかゴシック調というか…そんなカンジが漂う、ややブラックな雰囲気。あらすじを読んだ限りですが、この作品もそんな雰囲気を堪能できそうだな、と。久々に由貴香織里を味わいたくなり購入してみました。
やはり、あちこちで見かけるとおり…由貴香織里版『バイオハザード』といっても過言ではないですね。でも、全く近未来的ではなく、むしろ逆。一昔前のヨーロッパにでも迷い込んだような背景。そして、タイトル『宮廷楽団』のとおり、“人形”と戦うのが音楽家で、さらに、女性に見紛う美形の武器が“歌”、なんていうのが多分にファンタジック。これは面白いです! まだ1巻という序盤ですが、『天禁』に劣らず壮大なドラマが展開されそうなムードがまんまんです。これからの展開が楽しみだ♪(*^_^*)


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