『チーム・バチスタの栄光』上下


 『チーム・バチスタの栄光』上(宝島社文庫)/著者:海堂尊


これはスゴイ! 読み始めて早々から惹き込まれてしまいました。読みやすいのに、とても面白い! 何より登場人物のキャラがいいですよね。そこが作者の筆力、というものなのか、各々の人物像がすごく分かりやすく浮かんできます。やはり馴染みのない医学界を舞台にしてますので、耳慣れない用語が出てきたり、作中の説明だけでは分からない、イメージしにくい、という事象も少なからずあるのですが、そんなことは問題にならないほど面白く読めます。ホント“すごい”のヒトコトです!
この作品が著者デビュー作ということですが、全くそんな風には思えなかった。否が応にも今後の作品に期待しちゃいますよね。映画にドラマに、メディア化されるのもよくわかります。作者買い、決定★(^o^)


 『チーム・バチスタの栄光』下(宝島社文庫)/著者:海堂尊


下巻にきて、ようやくロジカルモンスター白鳥の登場。上巻まるまる一冊でてこなかったくせに、すごい存在感ですね(苦笑) このシリーズが人気ある理由の一つに、田口&白鳥の真逆コンビが大きく貢献してると思うわ。二人のやりとりは、読んでてすごく楽しいです★
この作品については、ドラマは知りませんが映画は観たので、筋立てやら知っているはずなのに、それでも最後までワクワクしたテンションを落とすことなく読了できました。読み終えたその瞬間から次作品を読みたくなります♪


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