『羊のうた』1


 『羊のうた』1(幻冬舎コミックス漫画文庫)/著者:冬目景


私が初めて読んだ冬目景作品は『ACONY』なんですが、それ以前から、あちこちで何かと話題にのぼる人気漫画家さんのようだし、ちゃんと読んでみたいなーとは思っていたんですよね。で今回、『羊のうた』が文庫化されたているのを見つけて購入してみました。…よもや“吸血鬼”なんかが絡んでくるよーな話とは思わなかったけど(汗) 『ACONY』のしっとりほのぼの感を想像していたら全く違ったシリアス一辺倒でビックリしました。絵も若干変わっているしね。とはいえ、この作者さんの持ち味(…なのか?)なノスタルジックな雰囲気は相変わらずで良かったです。――幼い頃に分かれた姉弟が再会したところから物語の歯車が回り出し…この1巻は、そこにようやく勢いが乗ってきた、ってトコロでしょうか。まだまだ見えない部分が多すぎて、面白いのかどうなのかもこれだけでは何とも判じ難いところがありますが、続きが気になることについてはこのうえもありませんね。厄介な病気を抱えたこの姉弟の運命が、これからどのような展開を迎えるのか、とても楽しみです。
しかし…2巻の発行、来年の1/22って書いてありますが…丸々3ヶ月後、って、そりゃスパン長すぎじゃありませんかー!!(T△T)