2009/10/26〜11/01の読了本


2009年10月26日 - 2009年11月1日の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2291ページ

グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
やはり、さすが伊坂幸太郎、とでも云うべきか、相変わらず読むごとに物語に引き込まれてゆくし、情景が目に浮かぶような描写力もすごいし、総合的には面白い、…んだろうとは思うけど。でも、個人的には好きじゃないかも。やはり、人間が人間を殺し殺されるような殺伐とした物語は、いくら「これこそハードボイルドだから」といわれようが、ちょっと素直には受け入れがたいです。互いを知らない男3人の視点から進む別々のエピソードが徐々に収束されていく過程は見事とは感じるけど。…でもそれだけ? みたいな? …ま、これは好みの問題ですね。
読了日:10月26日 著者:伊坂 幸太郎
死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)
普通以上に面白い作品、だと思う。ライトで、軽いミステリ風な雰囲気もあって、短編連作形式だから長編よりも気安く読める。やはりこれはまぎれもなく私好みの面白い作品。1冊の中に、例の伊坂作品特有の“リンク”ってやつがちりばめられていて、そういうのこそmy好みですし、実際、気付いた時は「なるほど!」って小さな感動も覚えました。そういえばこの作品、金城武主演で映画化もされていたんですよね! 公開時に観はぐってしまったので(涙)、こっちもゼヒ観てみたいです。金城武の外見した“死神”って…とてもステキー★(*^.^*)
読了日:10月27日 著者:伊坂 幸太郎
聖・ライセンス 2 (HMB I 6-2)聖・ライセンス 2 (HMB I 6-2)
★★★★☆
読了日:10月28日 著者:飯田 晴子
乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
初・森薫作品。あちこちで人気があるようだったので、その話題性に惹かれて購入。…でも、間違ってなかったー!\(^o^)/ まず、その絵の美麗さにウットリ。絵だけでも、これは一見の価値アリですね。ストーリーについては…うん、まあ、いかんせん、まだ1巻だしね(^_^;) とにかく序盤もイイトコで、風習も異なる山むこうの村から嫁いできたばかりのアミルが、嫁ぎ先の家族に徐々に馴染んでいく過程がメインかな。合間で彼女の郷里の方のゴタゴタも提起されたことだし、これからどのような展開も見せるのか、先がとても楽しみです。
読了日:10月28日 著者:森 薫
アンダーザローズ冬の物語 (幻冬舎コミックス漫画文庫 ふ 1-1)アンダーザローズ冬の物語 (幻冬舎コミックス漫画文庫 ふ 1-1)
やはり…久々に見るけど、ホントこのひとの絵はカッコイイなあ★ 美麗で、かつ力強い。しかも、この物語の背景である19世紀英国の貴族社会の雰囲気に、このうえもなくマッチしている。物語が視覚にすごく映える印象。当のストーリーの方は、ややホラーっぽさもあるダークなミステリ、ってカンジ? 黒いムードに気は滅入りつつも、読んでくうちに惹き付けられて、一気に読了してしまいました。これは、舞台となったロウランド伯爵家、その一族が、一番の謎ですね。
読了日:10月28日 著者:船戸 明里
GENTE 3 (Fx COMICS)GENTE 3 (Fx COMICS)
やっぱこの漫画の雰囲気は最高ですよね。切ないエピソードもあるけど、読み終えた時はあったかい気持ちになれます。この3巻は、オーナーとジジの兄弟それぞれの物語が良かったな♪ あと、初版限定で栞が付いていることは聞いていたんですが…なんと2枚も入ってたー!!(◎Д◎) そもそも、既に発売からずいぶん経っているし、まだ初版が残っているとは思いもしてなかったので嬉しい誤算でした。…ありがとうamazon! そして送料無料CP! 通販で1冊だけ買いできるってサイコー!!(笑) ちなみに栞はテオとフリオです★
読了日:10月29日 著者:オノ ナツメ
魔王 (講談社文庫)魔王 (講談社文庫)
とっかかりから結構おもしろく読めて、読んでくうちにぐいぐい物語に引き込まれていくんだけど…最終的にオチが無い、と思った。この1冊には、表題作を含む2話が収録されているんだけど、そのどちらも“これから”ってとこで唐突に終わってしまった感じが否めない。どちらにしても、メッセージ性は鼻につくくらいものすごくあると思うんだけどね。結局、読了後には“だから何?”って感じしか残らなかったのが残念。とはいえ、この話は同著者の『モダンタイムズ』に続いているらしいので、そちらに期待したいかな。…早く文庫落ちしてくれー★
読了日:10月30日 著者:伊坂 幸太郎
活字倶楽部 2009年 09月号 [雑誌]活字倶楽部 2009年 09月号 [雑誌]
特集『歴女宣言!』に興味を覚えての購入。文芸書からラノベやBLまで幅広いジャンルで紹介されており、かつ、萌えポイントもシッカリ押さえられていて、わりと分かり易くまとめられているのではないでしょうか。やはり昨今は戦国ブームということで、戦国武将を中心に紹介されているのですが、カップリングごとにまとめられている、なんて、この雑誌ならではですよね。それが面白かった。歴史初心者の腐女子にはとても参考になるかと思います。
読了日:10月31日 著者:
探偵ガリレオ (文春文庫)探偵ガリレオ (文春文庫)
連作短編集だから、ということもあったのか、とても読みやすかったです。長編をジックリ堪能するほどの時間は無いけど本格ミステリ読みたいな、って気分の時に読むのにピッタリかも。手軽に楽しめるミステリとしてオススメ。ただ、理系方面に全くもって明るくない私にとって、トリックが分かっても、「なるほどなあ…」と納得こそすれ、具体的なイメージがしづらいのが難点。見たこともない装置とか現象とかは、やはり想像だと限度があるし、映像で見る方が入ってきやすのではないかなあ? そう考えると、やっぱ実写化アリだな、って思ったり。
読了日:11月01日 著者:東野 圭吾

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