『暁の闇』2


 『暁の闇』2(BLADE COMICS)/著者:夏乃あゆみ、原作:かわい有美子


つい先日1巻を買ったばかりで、もう2巻が出てくれるとは…ちょっとラッキー★(*^_^*) 相変わらず絵は可愛くて美しくて、なおかつ物語も面白いです。――でも…前巻で期待した“ひょっとして歴史ファンタジー?”は、見事に裏切られました…(T_T) やっぱりこの物語は完全フィクションだったみたい。今巻で左大臣・藤原道房が登場したことで、あれ? っと思って、それが判明。史実に基づくならば、この時代の左大臣は、おそらく藤原良房だし。加えて、龍の宮の母の弟、という叔父・最延法親王も登場してきましたが、史実上の惟喬親王の母君は皇族ではない+有力貴族出身でもないようなので、基本、その弟が“法親王”なんて待遇を得ているハズもないと思われるため、ああなんだ惟喬親王自体も史実上から名前だけ借りてるだけのフィクションなのかー…ということも覚ってみたり。――ま、それはそれで全然OKなのですがね。フィクションはフィクションとして、小難しいことは考えず続きを楽しみに待ちたいと思います。また、この作品は、原作者著作の小説が原作となっているようなので、そちらもゼヒ読んでみたいです★


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