2009/11/23〜11/29の読了本


2009年11月23日 - 2009年11月29日の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1901ページ

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)螺鈿迷宮 上 (角川文庫)
主人公・医学生の天馬大吉が、幼馴染みからの依頼で桜宮病院にボランティアとして潜入することになったものの、ひょんな事故で患者として入院することになり、それによって知らず知らずのうちに桜宮病院の暗部へと踏み入ってゆくことになる、…という、言ってみればそんなストーリー。話を追うごとに、どことなく黒い雰囲気がつきまとってくるので、先が気になってページをめくる手が止められなくなります。そして、桜宮病院で展開されていた斬新な終末医療には、なるほどなあ…と、かなり唸らされました。いろいろと考えさせられる部分も多いです。
読了日:11月23日 著者:海堂 尊
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
上巻に引き続き、読みやすさと面白さは変わらないものの…でも話が進んでいくごとに、心に暗く重くのしかかってくるものが大きくなり、最終的にはやりきれなさだけが残る、何ともスッキリできない読了感でした。白鳥はじめ姫宮や大吉の活躍もあり、謎はすべて解けたんですけどね。とにもかくにも、はたして生き残ったのはどちらなのか? これについては続編の構想もあるということなので、それを楽しみにしたいです。
読了日:11月23日 著者:海堂 尊
聖・ライセンス 3 (HMB I 6-3)聖・ライセンス 3 (HMB I 6-3)
★★★★☆
読了日:11月24日 著者:飯田 晴子
聖・ライセンス 4 (HMB I 6-4)聖・ライセンス 4 (HMB I 6-4)
★★★★☆
読了日:11月24日 著者:飯田 晴子
新選組刃義抄 アサギ 2 (ヤングガンガンコミックス)新選組刃義抄 アサギ 2 (ヤングガンガンコミックス)
★★★★☆
読了日:11月25日 著者:山村 竜也
武士道シックスティーン (マーガレットコミックス)武士道シックスティーン (マーガレットコミックス)
少女マンガってこともあって、すごく絵が可愛いくて読みやすい。可愛いのに、ちゃんと磯山の気迫の鋭さとか抱えてる想いの重さとかが、充分に伝わってくるカンジ。剣道のシーンも、繊細なりに迫力あって雰囲気満点。原作を知らないのでストーリーについては忠実なのかどうなのかは判じかねますが、普通に“剣道を題材とした青春スポーツもの”と考えれば、まさに“掴みはOK”ってなカンジでしょうか。まだ1巻という序盤なりに、充分に先が楽しみな展開に仕上がっていると思います。これから先、続きを読むのが待ち遠しいです♪
読了日:11月26日 著者:尾崎 あきら,誉田 哲也
鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 1 (シルフコミックス 9-1)鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 1 (シルフコミックス 9-1)
絵も可愛いし、舞台の雰囲気もどことなく無国籍に異国風っぽくて好みだし、決して嫌いなわけじゃないハズなのに…なんかいまいち印象が薄い。普通に面白いとは思うんだけど、パンチが足りない? ってカンジかな? ほかにも、なんかどことなくいろいろと足りないような気もします。原作小説を知らないからそう思うだけだろうか? まあ、とりあえずまだ1巻で物語も序盤だし、気になるところで終わっていることもあるし、今後の展開に期待したいと思います。
読了日:11月26日 著者:宝井 理人,壁井 ユカコ
鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 2 (シルフコミックス 9-2)鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 2 (シルフコミックス 9-2)
物語が有生の過去にツッこんでいって徐々に深みが増して面白くなってきた、かも? 相変わらず、雰囲気はとても好みなものの設定がとても分かりづらいですが、“これはこういうもの”として割り切れば問題ないのかな。…つか、原作読め、ってことなのか? ともあれ、またあまりなところで“次巻に続く”となっているので、先がとても気になります。
読了日:11月26日 著者:宝井 理人,壁井 ユカコ
風光る 27 (フラワーコミックス)風光る 27 (フラワーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月26日 著者:渡辺 多恵子
武士道シックスティーン 1 (アフタヌーンKC)武士道シックスティーン 1 (アフタヌーンKC)
絵が少女マンガ並みに可愛くて読みやすかった。一見すると丁寧に描き込みしているようにうかがえるのに、それでいて画面がゴチャゴチャして見えないところがすごいですね。剣道のシーンなんか迫力充分です。また、登場人物の内面重視、なストーリー展開をしているように感じました。まだ1巻という序盤ではありますが、主人公二人の違いは、よく表現されているんじゃないでしょうか。両極端なほどタイプの違う二人が、これからどのような時間を経て、切磋琢磨し友情をはぐくんでいくことになるのか、先がとても楽しみです。
読了日:11月28日 著者:安藤 慈朗,誉田 哲也
境界線上のホライゾン1〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)境界線上のホライゾン1〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
全く“ライト”に読めないライトノベル(笑) まあ見た目からしライトノベルにあるまじきブ厚さなので覚悟はしてましたが…よもや、これほどまでに体力使うとは思わなかった。ともあれ、これだけのボリュームを使ってるだけあって、さすがに面白い作品です。しっかりした設定のもとに構築された世界観は魅力的。とはいえ、やはり掴むまでがものすごく大変ですね。ちょいちょい作中で説明が入りますが、それでも口絵や巻頭の資料(?)を何度も頼りました。ボンヤリながらも掴めてくれば、読み進めていくごとに先がとても楽しみになります。
読了日:11月29日 著者:川上 稔

読書メーター