2009/11/16〜11/22の読了本


2009年11月16日 - 2009年11月22日の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:4612ページ

ユージニア (角川文庫)ユージニア (角川文庫)
普通に面白いミステリでした。でも、そこは恩田陸、この作品でも独特の“恩田陸ならでは”さが顕著。現実なのか作中作品の一部なのか、という読者を混乱させる部分もちらほらと。また、視点がコロコロ変わることもあって、少々把握するのに大変。ちょっと読むのに体力いる作品ですね。で結局、最後まで読めば犯人は示唆されるものの、それでも何かモヤモヤした感じが拭えませんでした。面白いとは思うけど…そう気軽に何度も読み返せる作品ではないですね。
読了日:11月16日 著者:恩田 陸
とある魔術の禁書目録(インデックス) 5 (ガンガンコミックス)とある魔術の禁書目録(インデックス) 5 (ガンガンコミックス)
★★★★☆
読了日:11月16日 著者:鎌池 和馬,近木野 中哉
FAIRY TAIL 18 (少年マガジンコミックス)FAIRY TAIL 18 (少年マガジンコミックス)
★★★★☆
読了日:11月17日 著者:真島 ヒロ
夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
歩行祭、などという歩くだけな行事自体に何の意義も見出せないモノグサ太郎でナマケモノなワタクシですが、これはまいりました。ただひたすら歩いているだけの小説が、なんでこんなにも心を揺さぶるんだろう。どうしてこれほどの感動を与えてくれるんだろう。読み進めていくだに惹き込まれてゆく感触。どーっと押し寄せてくる大波こそ無いものの、じわりじわりと少しずつ、浜辺の砂粒がさらわれていくように、心がもってかれてしまう。読了後に押し寄せてくる余韻に、いつまでも浸っていたくなる。これはすごい。誰にでもオススメしたい名作ですね。
読了日:11月17日 著者:恩田 陸
人形宮廷楽団 1 (花とゆめCOMICS)人形宮廷楽団 1 (花とゆめCOMICS)
やはり、あちこちで見かけるとおり…由貴香織里版『バイオハザード』といっても過言ではないですね。でも、全く近未来的ではなく、むしろ逆。一昔前のヨーロッパにでも迷い込んだような背景。そして、タイトル『宮廷楽団』のとおり、“人形”と戦うのが音楽家で、さらに、女性に見紛う美形の武器が“歌”、なんていうのが多分にファンタジック。これは面白いです! まだ1巻という序盤ですが、『天禁』に劣らず壮大なドラマが展開されそうなムードがまんまんです。これからの展開が楽しみだ♪(*^_^*)
読了日:11月18日 著者:由貴 香織里
人形宮廷楽団 2 (花とゆめCOMICS)人形宮廷楽団 2 (花とゆめCOMICS)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:由貴 香織里
BUD BOY 番外編 純愛迷走 (プリンセスコミックス)BUD BOY 番外編 純愛迷走 (プリンセスコミックス)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:市東 亮子
BUD BOY 番外編 空心鳥 (プリンセスコミックス)BUD BOY 番外編 空心鳥 (プリンセスコミックス)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:市東 亮子
BUD BOY 番外編 春指南 (プリンセスコミックス)BUD BOY 番外編 春指南 (プリンセスコミックス)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:市東 亮子
朱色の研究―夕陽丘殺人事件 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)朱色の研究―夕陽丘殺人事件 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:有栖川 有栖,麻々原 絵里依
朱色の研究―枯木難殺人事件 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)朱色の研究―枯木難殺人事件 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:有栖川 有栖,麻々原 絵里依
爺さんと僕の事件帖 (1) (あすかコミックスDX)爺さんと僕の事件帖 (1) (あすかコミックスDX)
これは、…まあ多少人や動物の死にも触れることもあるものの、主人公が小学生ということもあり、基本は“日常の謎”が主題のミステリマンガ。すべて小学生の目線から描かれているので、分かりやすく、かつ懐かしい。そして、色々と考えさせられることも多いです。それよりも何よりも、ところどころで絶妙なヒントを与えてくれる主人公の『爺ちゃん』! この孫と祖父のコンビが実に良いのです。とても面白い。でも…難を言うなれば、少々時事ネタや腐女子ネタが多いので、現代っ子の一般人に薦めるとなると…ちょっと考えてしまうところがあるかも。
読了日:11月18日 著者:しかくの
爺さんと僕の事件帖 (2) (あすかコミックスDX)爺さんと僕の事件帖 (2) (あすかコミックスDX)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:しかくの
爺さんと僕の事件帖 (3) (あすかコミックスDX)爺さんと僕の事件帖 (3) (あすかコミックスDX)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:しかくの
爺さんと僕の事件帖 (4) (あすかコミックスDX)爺さんと僕の事件帖 (4) (あすかコミックスDX)
★★★★☆
読了日:11月18日 著者:しかくの
平安Haze (1) (怪COMIC)平安Haze (1) (怪COMIC)
ヒトコトで言うなれば…まさに“日本おとぎ話のちゃんぽん”ってカンジ? 一応、体裁としては“平安時代もの”になるんだろうけど、登場人物がスゴイ。金太郎をはじめとする頼光四天王に、桃太郎に、浦島太郎と安倍晴明が同一人物で、紫式部かぐや姫、その他もろもろ登場。なんていう、フィクションとノンフィクションが入り乱れてのゴッタ混ぜ。これから桃太郎を主軸として各登場人物に何やかや色々と起こりそうな伏線は感じられるけど、まだ1巻なので、消化不十分。これからの展開に期待、ってとこですね。
読了日:11月19日 著者:堤 抄子
とらドラ! 1 (1) (電撃コミックス)とらドラ! 1 (1) (電撃コミックス)
原作も面白かったけど、やっぱ漫画の方がより面白いね! 絵師さんの絵は可愛いし、読みやすい。原作の良さを上手くコミカライズできてるんじゃないでしょうか。手乗りタイガーが可愛すぎ★ そして…文章では思い浮かべもしなかったインコちゃんの寝顔が悪夢でした…(-△-;)
読了日:11月19日 著者:竹宮 ゆゆこ,絶叫
とらドラ! 2 (電撃コミックス)とらドラ! 2 (電撃コミックス)
あれ、続くんだ!? てっきり2巻で完結だと思ってたんですけど…ま、ちょうどいいか。原作小説は1巻しか読んでないんで、その先もコミカライズしてくれるんなら、しばらくコッチで追っかけていきたいと思います。わーい、未体験ゾーンに突入だー★
読了日:11月19日 著者:竹宮 ゆゆこ,絶叫
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)
これはスゴイ! 読み始めて早々から惹き込まれてしまいました。読みやすいのに、とても面白い! 何より登場人物のキャラがいいですよね。そこが作者の筆力、というものなのか、各々の人物像がすごく分かりやすく浮かんできます。やはり馴染みのない医学界を舞台にしてますので、耳慣れない用語が出てきたり、作中の説明だけでは分からない、イメージしにくい、という事象も少なからずあるのですが、そんなことは問題にならないほど面白く読めます。ホント“すごい”のヒトコトです!
読了日:11月19日 著者:海堂 尊
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)
下巻にきて、ようやくロジカルモンスター白鳥の登場。上巻まるまる一冊でてこなかったくせに、すごい存在感ですね(苦笑) このシリーズが人気ある理由の一つに、田口&白鳥の真逆コンビが大きく貢献してると思うわ。二人のやりとりは、読んでてすごく楽しいです★ この作品については、ドラマは知りませんが映画は観たので、筋立てやら知っているはずなのに、それでも最後までワクワクしたテンションを落とすことなく読了できました。読み終えたその瞬間から次作品を読みたくなります♪
読了日:11月19日 著者:海堂 尊
オレンジチョコレート 1 (花とゆめCOMICS)オレンジチョコレート 1 (花とゆめCOMICS)
久々に少女マンガらしい少女マンガを読んだなあ…ってカンジ? ヒトコトで言ってしまえば、あちこちでよくありそげな“入れ替わりもの”、なんでしょうが。入れ替わりっぱなし、というワケではなく、入れ替わったり戻ったり、というところが面白いかも。これがどんな騒動を巻き起こしてくれるのか、どうやって決着つくのか、今後の展開が楽しみ♪ しかし、りっちゃんの独占欲はカワイイなあ…★(*^.^*)
読了日:11月19日 著者:山田 南平
オレンジチョコレート 2 (花とゆめCOMICS)オレンジチョコレート 2 (花とゆめCOMICS)
★★★★☆
読了日:11月19日 著者:山田 南平
ヴァムピール 4 (アフタヌーンKC)ヴァムピール 4 (アフタヌーンKC)
★★★★☆
読了日:11月20日 著者:樹 なつみ
BILLY BAT 1 (モーニングKC)BILLY BAT 1 (モーニングKC)
★★★★☆
読了日:11月20日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
BILLY BAT 2 (モーニングKC)BILLY BAT 2 (モーニングKC)
★★★★☆
読了日:11月20日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
感想は下巻にて。
読了日:11月21日 著者:海堂 尊
ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
前作『バチスタ』と比べると、今回の物語は、幾分か非現実的にも感じられましたが、相変わらず読みやすさと面白さは健在。早々から物語に惹き込まれ、気が付けば上下巻一気読みしてました。読みきってシミジミ、これが映画化されなかった理由が何となく分かる気がするなあ…と。また、同名ドラマは観たんですが、あれはこの原作小説とは“名前と設定だけ借りた全くの別作品”だったことが、読んで初めて分かりました。…そりゃこのまま映像化は難しいだろう(^_^;)
読了日:11月21日 著者:海堂 尊
殿といっしょ 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)殿といっしょ 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
相変わらず飽きのこない素敵な面白さ★ でも今巻は、巻末のおまけまんが・信之と小松の馴れ初め話に、その面白さすべてカッさらわれた感が無きにしもあらず。表紙のとおり、なんといっても今巻は真田家! ですよね! 表紙カバー裏も最高です!
読了日:11月21日 著者:大羽 快
ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)
感想は下巻にて。
読了日:11月22日 著者:海堂 尊
ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
今回は前2作に比べるとサスペンス色が薄く、ミステリ…というか、社会問題を取り上げたノンフィクションを読んでいるようなカンジ。とはいえ、そこは小説、問題を提起しているようでありつつも充分にエンターテインメント。今作も前2作に負けず劣らず、ホント面白く読めました。なんていっても今回は、速水部長! キャラもいいけど、とにかくその生きざまがカッコイイったらないです。さすがの白鳥も、ちょっとかすんじゃってるかな? 速水部長を通して、救命救急について色々と考えさせられました。
読了日:11月22日 著者:海堂 尊
ラ・プティット・ファデット La Petite Fadetteラ・プティット・ファデット La Petite Fadette
実に面白い! んだけど、一方で「うーん」と思うのも否めないかな。恋愛ものと云うにもミステリと云うにも、どちらも中途半端な感じ。途中まではよくある…でも切ない純愛ものだったのに、“どうしてそこで?”ってくらい唐突に謎解きが始まって、その解答を得て初めて、あああそこに伏線が…って思い当たることもあり、すごくよくできてるなあ…とは感心してしまう。けど結局、それまで語られてきた恋愛模様の行方はどこかへ行ってしまう。うー不完全燃焼っ!(>△<) そこらへん、もうちょっと何か欲しかったような気もします。
読了日:11月22日 著者:しかくの

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