2009/11/09〜11/15の読了本


2009年11月9日 - 2009年11月15日の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:4126ページ

ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)
コレをどうやって映画化したんだろう? よもやR-18? …と真っ先に考えてしまったくらい、全体的にエロに偏った作品でした。でも面白かったけどね。連作短編集ということで読みやすかったし、読み進めていくごとに、最終的には一話目に帰結していく構成とか、素直に面白いなあと思えたしね。とはいえ、エロ業界と人間の暗部を見せつけられてしまったようで、素直に楽しんで読むことができなかったのも事実です。若干、身につまされるような気分になったのはナゼだろう?
読了日:11月09日 著者:奥田 英朗
名探偵夢水清志郎事件ノート VOL.9 (KCデラックス)名探偵夢水清志郎事件ノート VOL.9 (KCデラックス)
副題『ハワイ幽霊城の謎<前編>』。9巻目にして初めての前後編でした。…しまった、10巻出てから読めばよかったかなあ?(>_<) 続きが気になる終わり方だったらないです。物語の前半が大江戸編だったのですが、それが現代の事件へのプロローグになっているところも面白い。これまでの大江戸編と現代が、よもやこんな風に繋がるとは…! と、目からウロコでした。しかし、このシリーズは一巻ごとに完結して読了感スッキリ、が魅力だったのに…人気出るってこういうことか。さすが講談社漫画賞受賞作、ってとこですか。
読了日:11月09日 著者:はやみね かおる
刻だまりの姫 1 (フラワーコミックスアルファ)刻だまりの姫 1 (フラワーコミックスアルファ)
やはり篠原千恵作品の面白さは健在だなあ…★ 人間の持つ醜くドロドロした負の感情を描かせたら、この人の右に出る者はそうそういないだろうな。この巻では、主人公と恋敵女の感情の動きがめまぐるしくて、少し気分悪くなりました。あまり見たくない気分もしないではないけど、これからの展開が楽しみです。1巻だし、まだまだ物語は序盤、てカンジで、今のところはまだそんなに大河作品に続きそうな気配はないけど…このひとの作品だからな、どうなることやら? とりあえず、あまり長くならないことを祈ります(^_^;)
読了日:11月10日 著者:篠原 千絵
刻だまりの姫 2 (フラワーコミックスアルファ)刻だまりの姫 2 (フラワーコミックスアルファ)
また何か予想外の方向に話が勢いよく転がり始めた…かな? この2巻だけであまりにトントン拍子で進んでしまったので、先がそう長くないような気もする。なんとなく殺人犯は亮じゃないような気がするけどなあ…? 茜の問いに肯定もしなかったし、秘密がありそげな雰囲気もあるし。なにはともあれ、続きが楽しみです。
読了日:11月10日 著者:篠原 千絵
黎明のアルカナ 1 (フラワーコミックス)黎明のアルカナ 1 (フラワーコミックス)
これは、これから壮大な展開を見せそうな気配をうかがわせる本格的なハイファンタジー、ですね。まだ1巻という序盤なりに、これから先どうなるのかとワクワクします。獣人あり、異能力あり、剣あり、戦争あり、政略結婚あり、王位継承権の確執あり、…と盛りだくさんで、ファンタジー好きには楽しめるんじゃないかな? そして少女マンガらしく、主人公が最終的にどっちとくっつくのかも楽しみなところですか。続きを読むのが楽しみです♪
読了日:11月10日 著者:藤間 麗
黎明のアルカナ 2 (フラワーコミックス)黎明のアルカナ 2 (フラワーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月10日 著者:藤間 麗
陽炎稲妻水の月 (KCデラックス)陽炎稲妻水の月 (KCデラックス)
4作品収録された短編集。吉原遊郭を舞台にしたものが3作、長崎を舞台にしたものが1作、すべて遊女が主人公。…そこからして、やはり結ばれることのない悲恋の物語だろうな、という予想に違わずの内容ではありましたが。とはいえ、逆にそれはそれで、当の本人たちは幸せなんだろうな、とも思える、幸せな恋物語にもなっているように感じます。そこまでグッとくるワケじゃないけど、やはりしんみり切なく哀しい気分にはなりますね。いずれにせよ、江戸時代の遊女の悲哀を描いた一冊、といえるんじゃないでしょうか。
読了日:11月10日 著者:飴 あられ
玻璃月蜻蛉縁物語 (1)玻璃月蜻蛉縁物語 (1)
人に纏わりついた、執着などといった目に見えないしがらみを、主人公たちが断ち切っていく物語。…と云ってはミもフタもないけど(苦笑) とにかく、まだ1巻だからということもあるのか、まだまだ全貌がよく見えない雰囲気。終盤でアトリの家のことが触れられたので、今後はそっち方面が絡みつつ物語は進んでいくのかな? とにかく今の段階では物語の良し悪しに判断がつかないので、もうしばらく追っかけてみようかと思います。それに物語が云々より、やっぱ雰囲気がいいしね。こういうノスタルジックな雰囲気、好きだなあ…★(^_^)
読了日:11月10日 著者:岩崎 美奈子,高里 椎奈
月光ゲーム (BLADE COMICS)月光ゲーム (BLADE COMICS)
原作小説もコレも遠い昔に読んだハズなんですが、ほぼ忘れていたので懐かしかったです。相変わらず面白いな★ それに、あんだけブ厚い小説がこの1冊で味わえるのは、結構お手軽ですよね。そこまでジックリ読み込む時間はない、でも本格ミステリを堪能したい、って時に、こういうコミカライズは最適です。本格ミステリ初心者には、まずマンガからオススメしてみるのもいいんじゃないでしょうか。しかし…ホント、作者も言ってるように登場人物多すぎるよねコレ?(汗)
読了日:11月10日 著者:有栖川 有栖,鈴木 有布子
人喰いの滝 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)人喰いの滝 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)
これは『人喰いの滝』『動物園の暗号』『ロシア紅茶の謎』の3作品が収録された短編集ですね。短編なので読みやすいです。あっさりサックリ事件解決★ …いや決して面白くないワケじゃないですよ? 短くてもちゃんと面白い。つくづく火村センセーは発想が柔軟だなーと思う。結構、突飛なトリック平気で暴いてくれちゃってます。そしてコレは、巻末にオマケ的な『猫と雨と助教授と』、あり。猫好きな火村センセの一面が楽しいです。
読了日:11月10日 著者:有栖川 有栖,麻々原 絵里依
とある魔術の禁書目録(インデックス) 1 (ガンガンコミックス)とある魔術の禁書目録(インデックス) 1 (ガンガンコミックス)
タイトルに“魔術”なんて出てくるから、どんなファンタジーかと思っていたら、意外にもSFでビックリしました。オビに“魔術×科学”とアオリがあったけど、1巻を読んだ限りでは、“魔術×超能力”という方が正しいような気もする。ミサカみたいに科学によって身に付けさせられた超能力と違って、主人公の右手は天然モノだもんね。まあなんにせよ、面白い設定であることに違いはなし。これからどうなるのか、今後の展開が非常に楽しみな作品ですね★
読了日:11月10日 著者:鎌池 和馬
とある魔術の禁書目録(インデックス) 2 (ガンガンコミックス)とある魔術の禁書目録(インデックス) 2 (ガンガンコミックス)
★★★★☆
読了日:11月10日 著者:鎌池 和馬
とある魔術の禁書目録(インデックス) 3 (ガンガンコミックス)とある魔術の禁書目録(インデックス) 3 (ガンガンコミックス)
★★★★☆
読了日:11月11日 著者:鎌池 和馬
とある魔術の禁書目録(インデックス) 4 (ガンガンコミックス)とある魔術の禁書目録(インデックス) 4 (ガンガンコミックス)
★★★★☆
読了日:11月11日 著者:鎌池 和馬
魔王 1―JUVENILE REMIX (1) (少年サンデーコミックス)魔王 1―JUVENILE REMIX (1) (少年サンデーコミックス)
コレあまりにもあちこちで評判がよろしいので、ちょっとした興味で買ってみた、という次第だったんですが。ホント買って良かったと、とても読んでよかったと、マジで心の底から素直に思えました。それくらい面白いんです! まだ1巻のしょっぱなから、犬養の影響力によって徐々に少しずつ世間が狂わされていく過程がうかがえて、すごくドキドキワクワクさせられました。原作を踏襲しながら、なのに全く別の物語になっているので、原作既読でも先が読めず、したがってドキワク感も倍増です。これは続きが楽しみになりますね。ちょーオススメ♪
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎
魔王 2―JUVENILE REMIX (2) (少年サンデーコミックス)魔王 2―JUVENILE REMIX (2) (少年サンデーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎
魔王 3―JUVENILE REMIX (3) (少年サンデーコミックス)魔王 3―JUVENILE REMIX (3) (少年サンデーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎
魔王 4―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)魔王 4―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎
魔王 5―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)魔王 5―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎
魔王 6―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)魔王 6―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎
魔王 JUVENILE RIMIX 7 (少年サンデーコミックス)魔王 JUVENILE RIMIX 7 (少年サンデーコミックス)
“第一章 安藤”完結、“第二章 潤也”スタートで、主役が兄から弟へバトンタッチされた巻。表紙も潤也ですね。兄を失ったことで、潤也がダークな世界へとズブズブ足を踏み入れていく…そのハラハラ感が何ともいえない。最後の最後に出てきた蝉の言葉――『痛い目に遭うのはどっちかは…わからねえかもよ?』が、なんらかの予言にさえ感じられる。後ひくったら、このうえもないですね。
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎
魔王 JUVENILE LIMIX 8 (少年サンデーコミックス)魔王 JUVENILE LIMIX 8 (少年サンデーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月12日 著者:
魔王 JUVENILE RIMIX 9 (少年サンデーコミックス)魔王 JUVENILE RIMIX 9 (少年サンデーコミックス)
★★★★☆
読了日:11月12日 著者:大須賀 めぐみ
魔王 JUVENILE REMIX 10 (少年サンデーコミックス)魔王 JUVENILE REMIX 10 (少年サンデーコミックス)
ここに至るまで先の見えない予期せぬ展開ばかりで、全10巻なんていう長丁場が、あっという間に過ぎ去っていったような感じを受けました。原作とは全く別の物語を荒唐無稽に紡いでいるようでありながら、反面、要所要所でキッチリ原作に帰結している、という構成もスゴイなーと感嘆モノだったし、それが何よりも面白さに直結してた気がする。この結末でこそ、『魔王』というタイトルが生きる。まさに、この結末のためにこそ用意されたタイトルですね。個人的には原作以上の良作でした。
読了日:11月12日 著者:伊坂 幸太郎,大須賀 めぐみ
イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)
まんまとミスリードされました。最後の最後でも何が起こったのかよく分からず、本を閉じて反芻してみて、ようやくああそういうことかと理解。でも…好きか嫌いかの話で言うなれば、さほど好きになれなかったかも。読みながら何となくモヤモヤしてたカンジはあり、ネタが分かってからはハッキリと嫌悪感を感じてしまいました。あと、文章は読みやすいとは思ったんだけど、あくまでも“普通の恋愛”を淡々と綴っている感じで起伏がなくて、途中ちょっと退屈だったし。その構成には驚かされたけど、あくまでも“それだけ”でした。
読了日:11月13日 著者:乾 くるみ
COPPERS 2 (モーニングKC)COPPERS 2 (モーニングKC)
前巻に引き続き面白く読めました。個人的には、ジンクスと歯のエピソードと、アキとヴォスの友情物語(?)が、今巻のお気に入りですね。これは巻を経るごとに面白く、そして深くなってきてるような気がする。見分けがつき辛かった登場人物も、愛の力で何とか判別できるようになってきたというのに、ここで終わりはちょっと淋しいです。それに、…まあ群像劇だから仕方ないとは思うんだけど、各キャラの掘り下げがもう一歩くらい欲しかった感じもあり、ここで終わりは本当に惜しい。…だって署長なんて声しか出てないよ?(苦笑)
読了日:11月14日 著者:オノ ナツメ
玻璃月蜻蛉縁物語 2 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)玻璃月蜻蛉縁物語 2 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
よもやの全2巻完結!(◎Д◎;) という驚愕の想いのみが何よりも先に立ちます。だって…結局、思わせぶりなフリだけ振っておいてオチが回収されていないんだもん。つまり、謎は謎のままで、グレイゾーンから白黒どちらにもハッキリさせてはもらえず完結してしまいました。そこそこ巻数を重ねそうな気配がプンプンしていただけに、こんな中途半端に終わってしまったのは残念です。せめてあと1巻くらいは、張られた伏線の回収にある程度のキリがつくくらいまでは、続けられなかったものでしょうか。…はっ、もはや打ち切り!?( ̄□ ̄;)
読了日:11月14日 著者:岩崎 美奈子,高里 椎奈
どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)
雰囲気いいなあ…というのが一番の感想。上質の恋愛映画を観たような読了感でした。静かに、淡々と、でも時に熱く激しく、そして常に切なく、物語が心に沁みわたってくるような…そんな作品でした。そこまでぐわっと感動が押し寄せてくる、ってほどインパクトあるワケじゃないけど、徐々にじわじわ〜と泣きたくなってくるような…そんなカンジ? ありますよね、だめだと思っても抑えきれない感情って。そういうのが、紙面からひしひし伝わってくるんです。あんまりmy好みの絵ではないとは思うんだけど、この雰囲気にやられちゃいました。
読了日:11月14日 著者:ヨネダ コウ
娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)
キャラが良い! 主人公・つぐみの、ほのぼのぼんやり〜としたキャラも良いですが、何よりもここはあえての海江田先生! ですよね! とにかく海江田先生がカッコイイ! むちゃくちゃオトナだし、ドライで飄々としてる風でありながら実は優しいし、なんか行動が面白いし、おまけに関西弁だし、で、アタシの萌えツボつきまくりだったらこのうえもないのです。この押せ押せな海江田先生につぐみが今後どう出ることになるのかが、ホント楽しみだったらございません。
読了日:11月14日 著者:西 炯子
娚の一生 2 (フラワーコミックスアルファ)娚の一生 2 (フラワーコミックスアルファ)
色々ありつつも、ようやっと2人が上手いこと纏まったのが、なんか素直に嬉しい★ つか、つぐみ母ちゃんカッコエエな! こういう男前な考え方、とてもスキだ。世の中、皆こういう肝っ玉母ちゃんだったら面白いのになー。
読了日:11月14日 著者:西 炯子

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