2009/11/02〜11/08の読了本


2009年11月2日 - 2009年11月8日の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:3294ページ

予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
前作『探偵ガリレオ』に引き続き、同形式の連作短編集。相変わらず面白く読めますが、前作ほどに新鮮味やインパクトは無いかも。ただ、前作よりはコッチの方が、ややネタにオカルト度が増していると思います。
読了日:11月02日 著者:東野 圭吾
容疑者Xの献身 (文春文庫)容疑者Xの献身 (文春文庫)
これまでの2冊とは形式を異にした、ガリレオシリーズ初の長編。だからなのか、物語にはズッシリ重みと厚みがあります。どっかり腰を据えて読みたいタイプのミステリ。実写化された同名映画を観ているので、トリックはじめ筋立てまで知っていたのですが…それでも読み進めていくうちにぐいぐい物語に惹き込まれ、気が付けば1冊一気読み。それくらい、ホント面白い! 映画館で泣かされ、また本でも泣かされるとは思わなかった。これは良質のミステリであると同時、良質のヒューマンドラマでもありますね。ゼヒご一読を!
読了日:11月03日 著者:東野 圭吾
Love,Hate,Love. (Feelコミックス)Love,Hate,Love. (Feelコミックス)
なんかこれは、ほわあんと良い★ 初っ端、あまりに唐突に恋に落ちてご都合っぽくも感じられたりしたけど、でも、それはそういうもの、と割り切れれば気にならないし、何よりも主人公カップルの空気感がそれに勝る、と思う。すごくほんわりした空気感が全編にわたって満ち満ちてる。それがイイカンジ。こういうのmy好みです。1冊だけじゃ足りない、これからのこの2人をもっと見たいな、って、読了後とても切望しちゃいました。
読了日:11月04日 著者:ヤマシタ トモコ
殺し屋さん 1 (アクションコミックス)殺し屋さん 1 (アクションコミックス)
この漫画の原作者が、かの『B.B.Joker』や『4ジゲン』の著者『にざかな』の『にざ』さんだと聞いて、思わず衝動買い。…うん、確かに『にざ』だ!(笑) 相変わらずのブラックユーモア健在。タイトルがタイトルだから殺伐としたネタも多いのだけど、それでも終始失笑が絶えないったらないです。そして、絵も綺麗で読みやすい。しかも今回は、少女誌じゃないせいか下ネタ満載で、かつ絵師さんの絵がむちゃエロっちい。まさに相乗効果ってなもんです。やーこれはオススメだわ。“殺し”とか“エロ”とかに抵抗が無い方はゼヒ★
読了日:11月04日 著者:タマちく.
殺し屋さん 2 (アクションコミックス)殺し屋さん 2 (アクションコミックス)
★★★★☆
読了日:11月05日 著者:タマちく.
殺し屋さん (3) (アクションコミックス)殺し屋さん (3) (アクションコミックス)
★★★★☆
読了日:11月05日 著者:タマちく.
銀魂 第31巻 (ジャンプコミックス)銀魂 第31巻 (ジャンプコミックス)
★★★★☆
読了日:11月05日 著者:空知 英秋
バクマン。 5 (ジャンプコミックス)バクマン。 5 (ジャンプコミックス)
★★★★☆
読了日:11月05日 著者:大場 つぐみ
アイレボ-Ice Revolution 3 (ジャンプコミックス)アイレボ-Ice Revolution 3 (ジャンプコミックス)
これにて完結。ここに至るまではそうでもなかったと思うんだけど、この3巻にきて、あまりにも展開を急ぎすぎてるような感じ。結末も、ゆくゆくはこうなって終わる予定ではあったんだろうけど、ここまでの過程が早すぎたせいでか、ムリヤリ纏めました、みたいな印象になってしまったかな。…さては打ち切りの憂き目にあったか? だとしたら残念。正統派なスポーツものだし、オンナノコは可愛いし、個人的には嫌いじゃなかったんだけど。もっと普通にゆっくり、真崎が成長していく様が見たかったな。
読了日:11月05日 著者:堤 亜弥
まつりスペシャル 4 (ジャンプコミックス)まつりスペシャル 4 (ジャンプコミックス)
まさに予定調和の完結、ってカンジ。まつりが“プロレスをしてる自分”というものを自信もって受け入れられるようになるまでのプロセスとして、全4巻の分量を必要とすることは、きっと最初から決められていたんだろうな。プロレス自体はよく知らないし、あまり興味もなかったけど、主人公の成長物語として見れば、普通に面白い作品だったんじゃないでしょうか。これが少女誌だったら、人気あれば、今度は成長物語でなく恋愛ものとか違った切り口で“この先”も続いていくんだろうけど…少年誌だと難しいだろうな。
読了日:11月05日 著者:神尾 葉子
青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)
すごい王道、ってカンジはあるんだけど、とても面白い★ 個人的に、王道は嫌いでもないし、絵はむちゃ好みだし、エクソシスト系の漫画もあまり読んだことが無いせいか新鮮に感じるし、で、これからの展開が楽しみだとスゴク思える1冊でした。出来杉メガネ弟と和服少女は萌えるなあ…♪
読了日:11月06日 著者:加藤 和恵
青の祓魔師 2 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 2 (ジャンプコミックス)
主人公の通う祓魔塾のクラスメイトが登場して、だんだん世界が広がってきた2巻。『祓魔師は一人では戦えない』っていう弟くんのセリフから、クラスメイトは、ライバルであると同時に仲間、っていうスタンスに、これから徐々になっていくんだろうな〜…と思わせてくれる王道さが、わりと好き★ あと、同じ祓魔師でも種類がある、という設定も面白いな。
読了日:11月06日 著者:加藤 和恵
すべてがFになる (幻冬舎コミックス漫画文庫 あ 1-1)すべてがFになる (幻冬舎コミックス漫画文庫 あ 1-1)
細かいリクツが何が何やらよくわからないまま、事件は解決してしまいました。納得はできるんだけど、イマイチよく理解できてない。コンピュータとかプログラムとか明るくない自分にとっては、この謎は難解すぎました。漫画ではシロウト向けの説明が足りない気がする。もう1冊続きがあるようですが…もういいや。たぶんついてけない。
読了日:11月06日 著者:森 博嗣
(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 幻想綺帖 二 玉藻の前(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 幻想綺帖 二 玉藻の前
短編集だった1巻とは異なり、2巻は長編『玉藻の前』1作が収録。殺生石のいわれは何となく知ってはいたけど、岡本綺堂の原作は全く知らなかったので、一つカシコクなりました★(^_^;) 読んでくうちに、相変わらず美しく妖艶な世界観にウットリ浸ってしまいます。と同時に、えもいわれぬ怖さを感じさせてくれちゃうのも、サスガ波津彬子だなあ、というべきか。混沌とした平安時代の雰囲気にも、このひとの絵は、よく似合うな。今度はどんな幻想的な物語を描いてくれるのか…読むごとに期待がいや増します。3巻が出てくれるのが楽しみです。
読了日:11月06日 著者:波津 彬子,岡本 綺堂(原作)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)
読み終えてしみじみ「ええ話や」って思いました。過言じゃなくコレ“兄と妹の良い話”なんですよね。ひょんなことから妹の隠していた秘密を兄が知ってしまって半ば強制的に“人生相談”受けるハメになって、…云々との紹介文通りで、最後まんまと“良い話”に落ち着いてくれるんです。近所のオバチャンじゃなくても読み終えたらこう言いたくなります。「まあ、いいお兄ちゃんね」、って。相容れない嗜好を否定せず向き合う姿勢のお兄ちゃん、ステキすぎる。…だが、幼馴染み地味子に対する扱いはヒドイと思うぞ?(苦笑)
読了日:11月07日 著者:伏見 つかさ
ひとりで生きるモン! (キャラコミックス)ひとりで生きるモン! (キャラコミックス)
はるか昔まだ私がイタイケな少女だった頃、パレット文庫のしおりでぽつぽつ読んだことはあったのですが…それが、こうしてどどんと1冊にまとまると、やっぱ読み応えありますね。ブラック&エロスのテイストがふんだんにきいている4コマ、なんて、もはや腐れ切った私には大好物です! ホント最高です! 心グッとわし掴みです! これはオススメ! 少女マンガ畑の作者さんだけあって絵は文句なしに綺麗ですし、“こんな綺麗な絵でこんな下劣なネタを!?”ってギャップでもひと笑いでき楽ますし、まあとにかくとても読みやすいと思います。
読了日:11月07日 著者:西 炯子
ひとりで生きるモン! 2 (キャラコミックス)ひとりで生きるモン! 2 (キャラコミックス)
★★★★☆
読了日:11月07日 著者:西 炯子
ひとりで生きるモン!3 (キャラコミックス)ひとりで生きるモン!3 (キャラコミックス)
★★★★☆
読了日:11月07日 著者:西 炯子
とらドラ!1とらドラ!1
文句なしに面白かった。けど…きわめて普通のラブコメだった…(^△^;) タイトルの由来(?)が“虎と竜(ドラゴン)”と聞いていたので、そんなんでラブコメ!? と少々気になってたんですが、ヒロインがやや凶暴で主人公が乙女だという以外は、本当に普通。つか、電撃文庫じゃなくて少女向けレーベルで少女小説として出してもいいんじゃないか? ってくらい。楽しいラブコメを堪能いたしました。やはりラノベ作家さんは文章が上手で言葉のセンスも良いしテンポも良い。その読みやすさは嬉しいですね。
読了日:11月07日 著者:竹宮 ゆゆこ
きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)
普通に面白い。主人公カプの間にただようほんわ〜りした雰囲気が良い。おいしそうなゴハンが出てくるのも良い。とはいえ……ぶっちゃけ、これほぼ“レシピ本”ですね。物語どうこうよりも、主人公ズの日常がどうこうよりも、お献立の紹介がメイン。料理するのが好きな方にはとても面白いんだろうけど、特に料理好きでもない私には、主人公が作ってる料理を紹介されたところで「へー」とか「ふーん」としか思えない。こんなに料理シーンだけにページ割くくらいなら、もうちょっと主人公ズの日常を、なんか物語をもっと、と思わないでもなかったです。
読了日:11月07日 著者:よしなが ふみ
きのう何食べた? 2 (モーニングKC)きのう何食べた? 2 (モーニングKC)
★★★☆☆
読了日:11月07日 著者:よしなが ふみ
COPPERS 1 (モーニングKC)COPPERS 1 (モーニングKC)
リストランテ・パラディーゾ』でオノ・ナツメ作品の素晴らしさを知り、他の作品にも興味が湧いたので購入。『リス・パラ』シリーズとはまた違った雰囲気で、でも漂うイイカンジのあたたかさは共通で、楽しんで読めました。これは言うなれば、NY市警51分署を舞台にした群像劇、てとこでしょうか。一話ごとに、51分署に関わる人間が主人公を持ち回り。オノ・ナツメ作品の人間ドラマに魅せられた者としては、こういう形式の作品も好きですね。2巻もゼヒ読みたいです。
読了日:11月07日 著者:オノ ナツメ
ばけらの!ばけらの!
とても面白かったです。主人公がライトノベル作家で、作家仲間はみんな化け物(一部陰陽師)、という設定でまず「おおっ!?」と読む気を掴まれ。読み進めていくうちに、個性あふれる化け物キャラたちに癒され、和ませられて、最後にはホロリとさせられました。意図的にさりげなくメッセージが込められてたのかもしれないけど、自然って大切だよね、と、妙にシンミリしてしまったりも。全体的な雰囲気が意外にもノスタルジックだったせいもあるのかな? あと、短編連作っぽい体裁も読みやすかったです。
読了日:11月08日 著者:杉井 光

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